体格で4種類に
体格で4種類に分類され、性格はそれぞれで多少の違いがあります。原型となった最大のスタンダードは、自信に満ちていて、穏やかで落ち着きがあり物覚えのいい聡明なタイプです。それより小型のミディアムやミニチュアは、穏やかで人なつこいところが出てきますが、自立心は旺盛で俊敏で明朗活発な所も健在です。小型化していく段階で、依存性が増し甘えん坊な性質が強くなる傾向があるのですが、最小のトイが一番強くその性質が現れています。
体格で正式に分けられているものではありませんが、さらに小型のティーカッププードルと呼ばれるタイプも登場しています。こちらは、外見はとてもきゃしゃで、ぬいぐるみが歩いていると勘違いするほどおちゃめでかわいいのですが、依存性が強すぎて、とにかくベタベタの甘えん坊です。
被毛はシングルコートで、カールしています。水に濡れても、ブルブルと体を揺するだけで簡単に水を弾いて、早く乾きます。このシングルコートは、ほとんど抜け毛がないので、幼児のいる家でも安心です。
プードルと言えばクリップと呼ばれる独特のカットがトレードマークで、おしゃれな犬の代名詞のように思われてきました。しかし、実はこのカットは、鳥猟犬として、水の中に入った時に、心臓や関節など大切な部分を冷たい水からガードして、他の部分は水中で活動する時に水の抵抗を極力なくそうと考えられた作業用のカットだったのです。 最近はかわいい子グマを連想させ、手入れも簡単なテディベアカットが人気になっています。しかし、このカットでは、目の周りのカールした毛もしっかり処理しないと、眼病の原因になってしまうこともあります。 |
プードル/トイ・プードル

大きさ | 小型犬 | |
体 高 | 28cm以内 | |
体 重 | 3kg | |
原産国 | フランス | |
ルーツと歴史 | スタンダード・プードルを小型化したミニチュア・プードルをさらに小型化して、トイ・プードルは18世紀のルイ16世の時代に誕生しました。19世紀のナポレオン第二帝政時代には、抱き犬として人気を集め、首輪には宝石をちりばめていたそうです。 | |
性 格 | とても賢く、飼い主家族に従順、遊び好き | |
かかりやすい病気 | 皮膚疾患、涙流症、停留睾丸 | |
飼いやすさの目安 | 25点 (30点満点中) | |
耐寒性 | 普通 | |
運動量 | 普通 (速足で20分×2) | |
手入れ | スリッカーブラシ、コーム | |
FCI犬種グループ | 9 | |
FCI犬種番号 | 172 |
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